新生児〜6ヶ月頃の赤ちゃんとの長時間のお出かけについて 移動時間の考え方と必携アイテム解説
赤ちゃんを連れてのお出かけは、気を付けるポイントがいくつもあります。「移動時間はどのくらいまで大丈夫?」「お出かけの時に持っていくべきものは何があるの?」「気を付けた方がいい事ってなに?」などなど・・・初めてのお出かけであれば尚更不安になりますよね。
今回の記事では、そんな「お出かけ時の不安や心配事」を解消できるよう、解説させていただきます。
先に結論をお伝えさせていただくと、赤ちゃんとのお出かけ時の移動時間は短いに越したことはなく、長時間連続しての使用は避け、できる限り1時間程度で休憩をすることが良いとされています。
また、必携アイテムとしては、オムツ、おしり拭き、着替え、おむつ替えシート、汚物袋等があります。細かく言えばまだまだ紹介アイテムはありますが、紹介する理由など詳しくは後述させていただきます。
赤ちゃんとのお出かけを楽しくなるように、私たちの実際のお出かけ時の経験も交えながらお伝えさせていただきます。
お出かけまでの流れ 一例
まずはどこに行きたいのか、行けるのかなど含めて検討します。赤ちゃんが小さい時期は移動距離も考慮して決めることをおすすめします。
天候により準備するアイテムも違いますし、そもそも行くこと自体検討しなければなりません。
特に雨の場合は、車であれば駐車場に屋根付きかどうかのチェックと、電車であっても雨に濡れずに移動できる場所かなどの確認も必要です。
移動時間は赤ちゃんの体の負担を考えれば短時間で済むに越したことはありません。ミルクの時間など赤ちゃんのスケジュールも考え滞在時間も考慮したほうが良いです。
目的地や天候により、適切なアイテムを準備します。詳しくは後述しますので、そちらをご覧ください。
準備万端にして、お出かけを楽しみましょう!
上記にざっくりですが、私たちがお出かけまでの流れの一例として載せさせていただきました。詳しくは、この後に説明させていただきますが、まずは前提の情報も知っていただきたいので、順番に説明させていただきますね。
まず始めに知っておいてほしい事!赤ちゃんは何ヶ月齢から外出ができる?
かかりつけ医に相談した際に言われたのは、生後1ヶ月程度してから外出するように言われていました。他にも色々と調べましたが、どこも同じような回答でした。
理由としては、新生児期は体温調節がうまくできなかったり、免疫が未発達なため、人混みや感染する可能性が高い場所、寒すぎる暑すぎる場所は避けるようにとのことでした。
生後一ヶ月検診があると思いますので、かかりつけ医に検診してもらい相談の上最終決定の方が安心できると思います。
車での移動時間の目安は何時間?
チャイルドシートを使用しての移動時間の目安
今回私たちが購入したチャイルドシートの取扱説明書に記載されていた内容をそのままお伝えします。
こちらの説明書には、「お子様の負担を考え、長時間連続しての使用を避け、1時間程度を目安に休憩をとってください」とのこと。このような説明は、ある程度どこのメーカーさんでも記載されていましたので、参考になる内容だと思います。
私たち家族で1時間弱のお出かけの際も、赤ちゃんのおしりから背中にかけての皮膚に、洋服やオムツの後がくっきり残っていました。
特別異常なことが起きたわけではありませんが、ある程度の時間同じ体勢でいることは身体に負担になるのかなと感じました。
その他に移動時間の目安になる情報
厚生労働省より運転時間の目安と休憩の考え方について資料がありましたので、ご紹介します。この内容は、連続で運転することで集中力の低下や疲れを軽減し事故の発生を減らす目的に作られているようです。
この資料を見ると、運転者が連続して運転をするのは2時間までとし、間に最低でも10分の休憩をとるようにと書かれています。
情報を基に考えると移動時間の目安は1時間以内が理想
上記の情報からも、赤ちゃんとのお出かけの際に移動する時間は1時間以内で到着できるところが理想的。それ以上移動する場合でも1時間ごとの休憩はすることが望ましいと言えます。
またどうしても1時間以上の運転をしなくてはならない場合は事故の発生確率を減らすために2時間ごとに10分以上の休憩を取ることがいいとされています。
赤ちゃんの月齢別!外出時間の目安は?(生後1ヶ月~6ヶ月頃まで)
生後1ヶ月~2ヶ月頃 少しずつ外の環境に慣れよう
1ヶ月健診を終え、かかりつけ医の診察で特に問題を指摘されなければ、相談の上で1日数分からお散歩に出かける程度で外の空気に慣らしていきます。自宅の周りから始めて、少しずつ距離を伸ばして行ってください。
生後2ヶ月~3ヶ月頃 人混みの少ない時間帯をねらってスーパー等へお出かけ
自宅近くの散歩に慣れてきたら、次は近所のスーパーなどにも短時間でいいので行ってみましょう。ただ、まだまだ感染症などの心配もありますので、混雑する場所や時間帯には気を付けてお出かけください。
生後3ヶ月~5ヶ月頃 少し遠くにお出かけチャレンジしてみよう
赤ちゃんの成長も著しく変化してくる時期で、首も座り初め安定してくる子も出てきます。ワクチン接種も始まり、感染に対するリスクにもある程度対応できるようになってきてもいるので、少し遠くにお出かけできるようになってきます。
例えば、複合商業施設などのショッピングモールなども良いと思います。
複合商業施設やショッピングモールは夏の暑い時期、冬の寒い時期にも室内での散歩ができる施設としても活用できます。
人(子ども)が多くいる場所には注意も必要
お出かけできる範囲も増えてきたころに、かかりつけ医に注意したほうが良いことを言われたのでお伝えします。
ショッピングモールなどは子どもが多く来る場所でもあるため、感染症が流行っているときは感染対策をいつも以上にしっかり行うか、そもそも子ども沢山いる場所に行くのは控えることも重要と言われました。
この辺りは赤ちゃんの体調や状況にもよるので参考までに覚えておく程度でいいと思います。
生後6ヶ月以降~ 身体もしっかりしてきて、もう少し遠くにお出かけ
このころになると一通りのワクチン接種も終え、体もしっかりとしてくる子がほとんどだと思います。少し遠くまでドライブしたり、水族館や動物園などにもお出かけできるようになります。
上記にも記載していますが、気温差が著しい時期には空調がきいている室内がおススメです。
そういった意味では夏場は動物園より、室内移動が可能な場所が比較的多くある水族館がおススメになります。
生後6ヶ月以降といっても、赤ちゃんの成長の度合いや、その時の状態などにより個人差があると思います。
赤ちゃんの状態や状況に合わせて判断して頂き、不安であればかかりつけ医に必ず相談してください。
赤ちゃんとのお出かけ時に気を付けたいポイント(目的地の建物の構造と天候について)
目的地の建物の構造と天候について気を付ける理由としては、赤ちゃん用に準備する持ち物が変わってくるからです。
目的地の建物の構造で気にるすべきポイント
これについて最も影響が起こるのが、外気温が著しく室内と違いがあるときに考えるべきことになります。
どういうことかというと、わかりやすいのが夏場を想像してみてください。
外はとてつもなく暑く、ずっと外にいることは難しく体調にも影響して来るレベルも少なくありません。
こういった時に、複合商業施設(イオンモールや、ららぽーとなど)などの「広い空間」で「空調」が効いているところであれば、ベビーカーなどでゆっくりと散歩することも可能になります。
逆に、春や秋等の外気温が比較的落ち着いているときは、基本どこでも問題は起こりづらいですが、例えばアウトレットモール施設や動物園、公園などの屋外移動がメインになる場所にもお出かけしやすくなります。
目的地の天候で気にするべきポイント
天候で最も問題なのは「雨」です。季節に関係なく外での散歩がしづらくなります。
また散歩でなくても買い物に行くだけでも体が濡れてしまうリスクもあります。雨の日の持ち物としては、濡れたときに拭く用のタオルや傘、ベビーカー用のレインカバーなどがあります。
実際のところ雨の日にレインカバーを着けてまで外の散歩をするのは大変だと思います。
やはりこういったときのおすすめお出かけ施設は、上記でも上げている室内移動のできる複合商業施設です。理由は同じで、室内移動ができることと室内の空調がきいていて比較的過ごしやすいからです。
ただ一点気を付けたいところは、屋根付きの駐車場があるかどうかは必ず確認してください。
駐車場が立体駐車場や地下駐車場でないと、結局車からの移動時に濡れてしまうので手間が増えてしまいます。せっかくお出かけするなら、ここはしっかりとチェックしてからにした方が良いです。
おでかけ時に必要なアイテムリスト
- オムツセット(オムツ、おしり拭き、ゴミ袋、おむつ替えシート)
- 洋服(着替え)
- スタイとヨダレ拭き用のガーゼ
- 母子手帳
- 抱っこヒモとベビーカー
- おもちゃ
- タオルやおくるみ
- ミルクを上げている方
- 哺乳瓶
- ミルク(粉、キューブ、液体タイプ)
- お湯
- 母乳の方
- 授乳ケープ
- 母乳パット
- 授乳クッション
上記の「お出かけ必携アイテム」について順番に詳しく説明させていただきますね。
おむつセット(オムツ、おしり拭き、ゴミ袋、おむつ替えシート)
赤ちゃんの時期はおむつ替えの回数がとても多いため、お出かけの際は必ず持っていってください。特におむつとおしり拭きは、少し多く持っていくことをおすすめします。
以前の記事でもお伝えしたのですが、赤ちゃんは尿の回数だけでも一日で15回前後することがあります。
自分の子が一日どのくらいしているのか、何となくでいいので確認して、予測して少し多めに持って行ってください。おむつ替えシートは必要な方は持っていくというくらいでいいと思います。
洋服(着替え)
おむつの所と同様ではありますが、ある程度距離があるお出かけの時は2〜3着程度の着替えを持っていくことをおすすめします。理由としては、赤ちゃんは、便や尿もれ、よだれ、吐き戻しなどがあり汚れてしまうことが多々あるためです。
私たちの苦い経験なのですが、お出かけの際に着替えを忘れてしまった時があったんです。その時に赤ちゃんが大量に便を漏らしてしまい、とても困りました・・・
幸いなことに出先の近くにアカチャンホンポがあったので、大急ぎで替えの洋服を購入しましたが、大汗をかいた記憶があります。
赤ちゃんの時期は、便が正常な状況でゆるいため漏れやすいです。皆さんもお出かけの際は気を付けてください
スタイ、ヨダレ拭き用のガーゼ
赤ちゃんによってはスタイは必須ではないかもしれませんが、ヨダレの量が多い赤ちゃんには必要です。またガーゼはヨダレ拭き用でもありますが、ミルクや離乳食を食べた後のお口周りを拭く用にも使えます。
母子手帳(母子手帳、保険証、医療証)
お出かけ時に急な体調変化などがあった際の医療機関への受診に必要となるため、常に携帯しておいてください。
抱っこヒモ、ベビーカー
お出かけ先によっては、どちらか一方でも良いと思いますが、私たち夫婦での持っていく基準があるので、お伝えします。
ベビーカーを持っていく基準
目的地で、ある程度移動や散歩をする場所があるならベビーカーを持っていきます。
抱っこヒモを持っていく基準
目的地が近くのスーパーだけなど、目的地の滞在時間が短かったり、移動できるスペースがあまり広くなさそうなどが分かっている場合は、抱っこヒモだけ持っていくようにしています。
その他にも気温が高い場合などは、抱っこヒモだと大人と赤ちゃんの接地する面が蒸れてしまうこともあるので、抱っこヒモ自体を使用しないか、もしくは冷やせるグッズを使う必要もあります。
目的地までの距離や、その場所にゆったりとしたスペースがあるかなども考えて持参するものを決めているので、参考にしてみてください。
おもちゃ
お出かけ先や目的地までの移動時に、赤ちゃんが飽きてしまった場合に必要になることがあります。好きなおもちゃがあれば、必ず持って行ってください。
タオル、おくるみ
タオル、おくるみは外気温が寒い時にブランケット代わりに使えます。
夏の暑い時期でも室内はエアコンの影響で寒くなることがあるため必要になることがあります。暑い寒いに関わらず、一枚携帯しておくと役に立つことが多いので準備しておくことをおすすめします。
ミルク、母乳関連の準備
ミルクを上げている方の準備セット(哺乳瓶、ミルク、お湯、白湯等)
ミルク(粉、キューブ、液体タイプ)はいくつか種類がありますが、お出かけの際は液体ミルクが使いやすいと思います。
またお湯に関しては目的地によっては設備が整っていることもあるので、準備が必要かどうかは確認の上してください。
母乳の方のセット(授乳ケープ、母乳パット、授乳クッション)
授乳ケープは授乳室が無い場合に必要になります。車移動の際はシェードなどでも外からの視線を気にせずできる場合があるので、事前に見えないかどうか確認して使ってみてください。
母乳パットは、汚れた際にはなるべく交換したほうが衛生的に良いので心配な方は余分に準備してください。
授乳クッションは赤ちゃんへの授乳体制などにより必要でない方もいらっしゃると思いますので、必要な場合は準備が必要です。
まとめ
今回は「新生児〜6ヶ月頃の赤ちゃんとの長時間のお出かけについて 移動時間の考え方と必携アイテム解説」させていただきました。
お出かけまでの流れ 一例
まず始めに知っておいてほしい事!赤ちゃんは何か月齢から外出ができる?
車での移動時間の目安は何時間?
赤ちゃんの月齢別!外出時間の目安は?(生後1ヶ月~6ヶ月頃まで)
赤ちゃんとのお出かけ時に気を付けたいポイント(目的地の建物の構造と天候について)
おでかけ時に必要なアイテムリスト
赤ちゃんとのお出かけは、大切な家族の時間を作る良い機会です。気を付けるポイントを守りながら、移動時間の目安を考え、必要なアイテムを持参することで、ストレスなく楽しい時間を過ごすことができます。
安全な環境でのお出かけは赤ちゃんの成長にとっても刺激的で、親子の絆を深めるチャンスでもあります。早めに計画を立て、赤ちゃんのリズムに合わせて無理のないスケジュールで楽しんでみてください。