チャイルドシートの快適性と安全性を追及!暑さ対策とおすすめグッズ紹介
子どもを安全に乗せるために欠かせないチャイルドシートですが、暑い季節になるとチャイルドシート内が蒸れたり暑くなったりすることがあります。そこで今回は、チャイルドシートの暑さ対策とおすすめグッズをご紹介します。
「夏場の車内が暑すぎてすぐに車に乗せられない・・・」「移動中の車内で乗っている間、熱がこもっていないか心配」など不安に思うことが出てくる人もいると思います。
今回ご紹介する内容を参考にしていただき、自分にあった快適で安全な車移動の方法を見つけてみてください。
私たち自身が赤ちゃんが生まれて初めての夏を迎えた時に、車内の暑さに改めてびっくりしました。
購入したチャイルドシートの商品自体が対策をとりやすい商品だった事や、おすすめの商品なども一緒にお伝えさせていただきます。
チャイルドシートとは
チャイルドシートとは、子どもが車に乗っている最中に万が一の交通事故による衝撃から体を守るものです。
チャイルドシートは出産後に、病院から退院する際には車に装着しておかなくてはなりません。
もし間に合わないのが分かっている場合は、産院でのレンタルが出来る場合もあるので確認してみてください。
チャイルドシートを使用しない場合の危険性について
子供を守るチャイルドシート|警察庁Webサイト (npa.go.jp)より自動車同乗中(6歳未満幼児)の令和元年~令和5年のチャイルドシート使用有無別致死率比較のデータがありましたのでご紹介します。
チャイルドシートを使っている場合と使っていない場合の致死率の違いは明らかです。なんと、チャイルドシート不使用者の致死率は適正使用者の約4.2倍となっています。
チャイルドシートを使用していても、適切に固定や装着が出来ていない場合も本来の機能を発揮できないことがあるので注意をしてください。
チャイルドシートの種類
チャイルドシートは大きなくくりで分けると、「乳幼児用」「幼児用」「学童用」となっています。
乳児用
体重10㎏未満《注1》(身長70cm以下、新生児~1歳くらい)
乳児は首が据わっていないため、寝かせるタイプになっています
後ろ向きに使用する「後ろ向き型」と、横向きに使用する「ベット型」とがあります。
《注1》商品によっては体重13㎏未満のものもあります。
幼児用
体重9㎏~18㎏(身長65~100cm以下、1歳~4歳くらい)、幼児の首が据わり、自身で座れることが使い始めの目安
乳幼児のものを卒業してから、「前向きシート」として使用
学童用
体重15~36㎏(身長135cm以下、4歳~10歳くらい)
「座面を上げて背の高さを補う」「腰ベルトの位置を子供の腰部に合わせる」ことによって大人用の座面ベルトが使えるようにするものです。
学童用は車両のシートベルトの性能によるものが大きいということでアセスメントの対象としていません。チャイルドシートの使用義務は6歳未満ですが、シートベルトが正しく利用できるまでは、学童用シートを必ず使用しましょう。
注意:対象となる身長、年齢は目安です。
出展:国土交通省 チャイルドシートの種類(平成20年度チャイルドシートアセスメント) | 自動車総合安全情報 (mlit.go.jp)
私たちが選んだチャイルドシート 選んだ理由と特徴
私たちが色々と検討した結果、購入したのは「コンビホワイトレーベル THE S Air ISOFIX エッグショック ロッタ ZD」です。
「Combi(コンビ)」の公式サイトのリンクを、下記に載せておきますので、気になる方は他の商品も含めてチェックしてみてください。
- 0ヶ月~4歳頃まで使える
- 安全性能
- 取付方法のおススメはISOFX
- ベースとシート部分が分離できる
- 回転式で360°回すことができる
- リクライニングが5段階ある
- 丸洗いOK
- 色の選択が豊富(汚れチェックのしやすさ)
選んだ理由と商品の特徴を、順番に説明させていただきますね。
0ヶ月~4歳頃まで使える
使用できる年齢の設定は商品によって異なりますが、兼用タイプがありベビー・チャイルド(乳児〜幼児)やチャイルド・ジュニア(幼児〜学童)の購入をおススメします。
兼用タイプだからと言って機能面などで劣るということは無いので、私たちは産院から退院後に使えるベビー・チャイルドシートを購入しました。
安全性能
チャイルドシートの規格には、R44とR129 の2つの安全基準があります。以下にそれぞれの説明をさせていただきます。
R44規格(従来)
R44は年齢や体重を基準に考えられていて、12ヶ月頃までで体重9㎏未満まで後ろ向き装着となっています。また、安全性を計る衝突試験は前方後方で行われており、衝突試験用のダミー人形は計測センサーなしで行われていました。
R129規格(新安全基準)
R129 は、より新しい規格であり、より進んだ安全基準を満たすチャイルドシートとなっています。これまでの年齢と体重を基準にするのではなく、身長に基づき考えているため、より個人差の少ない体型に合わせた使用ができるようになっています。
後ろ向き装着で15月未満までとなっていますが、15ヶ月を超えても身長が76㎝未満の子供の前向き使用はできないです。
※一部製品により後ろ向きで使用できる期間が異なる場合があるので必ず確認してください。
また、今までの前方後方の衝突試験に加え、側面からの衝突試験も追加されていることと、衝突試験用のダミー人形が使われていることにより、赤ちゃんの体にかかる負荷を精密に測定できるようになったため、より安心して使えるようになっています。
選んだ商品はR129規格の商品だったのでこちらを選びました
取付方法のおススメはISOFX
チャイルドシートの取付方法は2つのパターンに分かれています。
ISOFIX取り付けタイプは、ISOFX対応車のみに取り付けることができ、コネクターを専用の金具に差し込むだけで簡単に取り付けができ安全性が高いです。
シートベルト型の固定法は、ほとんどの車に取り付けることは出来ます。
ただ固定する際の手間が多くなりやすい点と、うまく取り付けが出来ず重大な事故につながる可能性も増えるので注意が必要です。
どの製品が車に取り付けることができるのか、事前に車の年式等を確認してから購入して下さい。
自身での確認が不安な方は、メーカーや取扱店舗に直接相談する方が良い場合もあるので検討してみてください。
ベースとシート部分が分離できる
ベースというのは車に取り付け固定する基礎の部分で、シート部分が赤ちゃんが固定される椅子の部分です。この2つが分離できるセパレートタイプの商品で、他社でもいくつか同じような商品が販売されています。
この商品を選んだ理由としては、製品の大きさがちょうどよく回転させたときに幅をとらずに済んだところと、椅子の部分が取り外しできるため、自宅内でも使えるように車以外でも設置できる土台が一緒についてきたことです。
その他にも、自宅で所有する車が2台以上ある方は、ベース部分だけを別売りで購入できるので、シート部分を付け替えて使用出来るため、とても楽に載せ替えすることができます。
暑くなる夏場などは、シート部分がものすごく熱くなり、エアコンを着けてもシート内部が暑い状態が続いてしまうので、セパレートタイプはとてもおススメです。
また、お車を2台以上お持ちの方に捕捉情報をお伝えしておきます。シート部分の追加購入についてですが、実際のベース部分の着け外しに慣れてしまえば数分で乗せ換えできるので、最初はシート部分の追加購入はせず、実際にやってみて必要と思えば購入でも良いと思います。
回転式で360°回すことができる
そのままにはなるのですが、シートが360°回転できると赤ちゃんの成長に合わせて前後に向きを容易に変更できる点がまず一つのメリットです。
これにもう一つ良い点が、ドア側に動かしておろすのは当たり前ですが、逆側に動かせると、車の中でおむつ替え等する際に一度大人が外に出てという手間がなく室内でおむつ替えが簡単に出来るようになるので重宝します。
リクライニングが5段階ある
赤ちゃんが小さい時には首が座っていないため、顔が不安定になります。そのような状態の時には、寝ているような体制にできると負担なく安全に乗せることが出来るので安心できます。メーカーによってリクライニングの角度調整の違いがあるので確認してみてください。
こちらの商品は後ろ向きの時は、ほぼ寝ている状態くらいにリクライニングでき、5段階調整が出来るので、成長に合わせて変更が簡単にできます。
丸洗いOK
赤ちゃんの体が接触する部分全体が丸洗いできるタイプをおススメします。
理由としては、赤ちゃんにより汗をかいたり、ヨダレや吐物がついたりすることがあります。また、排泄物もオムツ漏れするとついてしまうので、丸洗いできるものをおススメします。
この商品は設置部分が全て丸洗いできるので、私たちの赤ちゃんもウンチが大量に漏れてしまったのですが、洗うことができて助かりました(*_*;
色の選択が豊富(汚れチェックのしやすさにも影響します)
今回の商品はいくつかの色の選択が出来たので、好みの物を選ぶことができました。
私たちが実際に購入した色は、「エアーモデル」というもので、「アカチャンホンポ共同開発商品のフィオーレブラウン」というものです。
この色にした理由の一つは好みの色という点と、もう一つが汚れが目立ちやすく排泄の漏れに気づきやすい点です。
もう少し詳しくお伝えすると、多くの商品が中敷き(赤ちゃんが接触するシート部分)が黒っぽい色なのですが、濃い色だと少量の便が漏れたりした場合など気づきづらくなってしまい不衛生になるため、明るい目立つ商品にして早く気付けるため購入しました。
実際に汚れに気づきやすいので、明るい色を買って正解でした!
チャイルドシートの暑さ対策とその方法
夏や暑い時期にチャイルドシートを車においておくと、直接赤ちゃんを乗せられるような温度ではありません。赤ちゃんの体調に配慮して以下のような対策も試してみてください。
チャイルドシート自体を外して、事前に自宅で適温にしておく
上記でお伝えした通り、私が購入した商品はベース部分とシート部分が簡単に取り外せる商品になっているので、お出かけする30分〜1時間程前までにはシート部分を自宅に入れています。赤ちゃんを乗せても不快でない温度になるようにしてから乗せてます。
夏の暑い時期にこの方法が使えるのは本当に助かります!!皆さんにおススメしたい特徴ナンバーワンです!
出かける前に車のエアコンをつけて適温にしておく
車種や外気温にもよりますが、出発する前にエアコンを着けて車内温度を適温にしておくことで、暑さ対策と寒さ対策の両方をすることができます。
シートだけ対策しても、車内温度の調整が出来ていないとすぐにシートの温度も影響をしてしまうので、この対策も重要です。
チャイルドシート近くの窓ガラスの日よけ対策
チャイルドシートに直接日差しが当たってしまうと、暑さもありますが、日焼けもしてしまいます。
その際にサンシェードを窓ガラスにつけておくと、直射日光が当たらずにすみます。最近の車の後部座席には標準で装備されているものもあるので、つけておくと便利です。
チャイルドシートの暑さ対策グッズ
保冷剤
小さい物でもある程度の温度を下げてくれるので、とても便利なアイテムです。専用の入れ物なども販売されているので、そういったものを使って赤ちゃんの身体に直接当てて使っても効果的です。
それ以外に私たち夫婦のおススメの使い方があります。それは、保冷剤もしくは凍らせたペットボトルなどをチャイルドシートに置いておくという方法です。こうすることで、暑い日でもシートの内部まで熱くならずにすみます。
保冷材のおススメの使うタイミングは、お出かけして車を屋根なしの駐車場に停車させる時です。チャイルドシートに直に置いておくことです。
お出かけの際にチャイルドシートは持ち運びが原則できないですし、車が熱くなってしまい、エアコンで冷やすだけだとシートの中に熱がこもった状態はすぐに無くならないので、この方法が最も暑さ対策に有効でした。
冷感シート
ニトリさんなど最近はどこでも売っている、触るとヒンヤリするシートです。赤ちゃんが車での移動中に下に敷いておくと涼しく過ごせますし、汗をかいた場合でも洗って清潔に保てるので便利です。
小型扇風機
必須ではないのですが、車によっては夏場の暑い時期にエアコンが後部座席まであまり効いてないことがあります。そんな時は車内の空気を循環させて、少しでも涼しくするために使うことをおススメします。
私の車は軽自動車なのですが、夏場の暑い時は後部座席までエアコンの風が届きづらい時があったので、小型扇風機を使うと結構違いがありました。
サンシェード
上記でもお話しましたが、自分の車に元々サンシェードがついてなければ購入をおススメします。角度によっては車での走行中に、赤ちゃんに直射日光が当たってしまうことがあるので対策になります。
おススメの種類としては、吸盤で張り付くタイプ、もしくはマグネットタイプです。100均など安価なものも販売されていることがあるので、試しに購入してみて使用感を確認してみてもいいかもしれません。
ものすごくオススメできる商品「エアラブ」ご紹介
「エアラブ(airluv)」は、特に赤ちゃんや幼児向けのチャイルドシートやベビーカーで使用するためのクールシートです。これは、送風機が内蔵されており、暑い夏でも赤ちゃんが快適に過ごせるように設計されています。
この商品を使い始めてから、赤ちゃんの背中が蒸れることが全くなくなり、移動中も快適に過ごせるようになりました。本当に購入して良かったです。
最初は価格が少し高めで購入を迷いましたが、実際に使ってみると、それだけの価値があると感じているので、皆さんにもお勧めします!
まとめ
今回は「チャイルドシートの快適性と安全性を追及!暑さ対策とおすすめグッズ紹介」をお伝えさせていただきました。
- チャイルドシートとは
- チャイルドシートを使用しない場合の危険性について
- チャイルドシートの種類
- 私たちが選んだチャイルドシート 選んだ理由と特徴
- チャイルドシートの暑さ対策とその方法
- チャイルドシートの暑さ対策グッズ
- ものすごくオススメできる商品「エアラブ」ご紹介
チャイルドシートは赤ちゃんを守る重要なアイテムですが、夏場などに起こる暑さ対策も同様に重要です。
快適な車移動を実現するために、チャイルドシート選びと便利グッズを上手に使ってみてください。赤ちゃんとの安心で快適なドライブを楽しむために、この記事が参考になれば幸いです。